SiteCatalystで複数のアカウント(Report Suite)にデータを送信する新しい方法が分かったので、紹介します。 その前に既知の方法から。 MST(マルチスイートタギング)s_code.jsの冒頭でRSIDをカンマで続けて記述します。 var s_account="mainrsid,subrsid" 二つ目以降のコールは単価が半額になるので手軽でお得ですが、全く同じデータが同時に送信されます。 ダブルタギングアカウント(RS)毎に異なるカスタム変数をセットしたい場合は、計測用タグとJavaScriptファイルをダブルで入れます。Google Analyticsでも同様ですね。それぞれ自由なカスタマイズができますが、イベントハンドラやCookieの処理を共有することになるので、若干の制約を受けます。また、コール数は半額にはなりらず、2倍になります。 このダブルタグ方式のデメリットは、計測用JavaScriptファイルのロード時間やJavaScriptの処理時間が2倍になり、ユーザーにとってのパフォーマンスが低下する点です。 知られざるワンタイム方式カスタマイズ性を損ねることなく、サブのアカウントで一部の変数のみを簡単に計測したいと思い、Twitterで質問してみたところ、Andreasが良い方法を教えてくれました。 一時変数を使って送信する方式で、下記のようにJavaScriptで記述します。 s.sa('subrsid'); var s2 = { prop1 : 'test', pageName : 'top' }; s.t(s2); s.sa()で一時的にレポートスイートIDを変更してから連想配列に変数をセットし、s.t()にその連想配列を渡して、SiteCatalystサーバーへのコールを発生させます。 注意点
dynamic account機能を使う場合の完全なタグのサンプルは、下記のようになります。 <script type="text/javascript src="s_code.js"></script> <script type="text/javascript> s.sa('subrsid'); var s2 = { prop1 : 'sub',
}; s.t(s2); </script> 実例はこの辺を参考にどうぞ:楽天カード |
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