(モバイル)アプリ解析専用の新しいレポート群が公開されました。 まだMarketing Cloudに移行していない場合はAdobe IDが使えないので、「Sign in with Analytics account」をクリックして切り替えてから、いつものカンパニー名やユーザー名でログインします。 ![]() 最初は空っぽで何もできない画面が表示されます。 まず、アプリを追加これはアプリ専用のUI(レポート画面)なので、ページではなくアプリのデータを計測しているレポートスイートを追加する必要があります。 Settings>Manage Appsに移動し、名前や表示アイコン、レポートスイートなどを設定します。 アプリのデータが計測されているレポートスイートなら何でも追加できますが、新しいレポートを有効活用するには、SDK 3以降を実装し、ライフサイクル指標を有効にする必要があります。これは必須ではありませんが、新しいレポートが使えないと、この新しいUIを使う意味が薄れます。 モバイル用のレポートスイートを作成できるこのアプリ追加画面でレポートスイートを新規作成すると、モバイル用に設定される(オフライン計測やライフサイクル指標が有効になる)ので便利です。 RSIDには自動でいつものプレフィックスが付くので、わざわざ手で入れる必要がない点にご注意。 例ではアプリのタイプを「Game」にしたので、ログイン直後に表示されるダッシュボード風の画面に表示される指標として「Players」(ユーザー数)「Launches」(起動回数)「First Launches」(初回起動回数)が選択されました。 この指標は変更できます。 さらに、このアプリ設定画面からSDKをダウンロードすると、中のファイルに設定が反映された状態になります。 configファイルを開いて設定を書き直す必要がないので、手間とコピペミスが減りますね。 刷新されたレポートでは、モバイル用に新しくなったレポートをいくつか見てみましょう。 View Statesいわゆる「パス」(ユーザーフロー)です。スクリーンの遷移がグラフィカルに表示されます。 ![]() マウスを重ねたりクリックすると、展開したり閉じたり、左右に移動できます。 ![]() 従来の「パス」レポートからだいぶ進化しました。 Location MapモバイルデバイスのGPSを活用した精度の高い位置情報です。 ![]() ヒートマップのレイヤーはオン/オフできます。 First Launch Cohortsインストール日によるコホート分析。特定の週にインストールした人のその後の行動(アプリをまだ使っているのか?)を追いかけます。 これを実現するのはカスタム変数やエクセルを駆使する必要があり、大変だったのですが、一発で出るのはうれしいですね。 Versionsアプリのバージョンです。 アプリの場合はリリースしてもなかなかアップデートしてくれないので、複数のバージョンが混在するのが悩ましいところ。 DevicesUA(User Agent)ベースの判定では細かく分からなかった機種名が、アプリ計測の場合は細かく取得できます。 ![]() 同じiPad miniでも、Wi-fi版とCDMA版、GSM版、などと通信方式まで区別できます。 Target(旧Test&Target)との統合レポート上の行項目をクリックすると、ターゲティングの設定画面が表示されます。 ここでターゲティングの設定や有効化ができます。SiteCatalystとTest&Targetという別々の製品を昔のように切り替える必要がなくなりました。 参考
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