VISTAルールはもう不要?SiteCatalyst15の「処理ルール」でできること

posted Nov 4, 2011, 3:08 PM by Makoto Shimizu   [ updated Jan 30, 2012, 10:24 PM ]

処理ルール」はSiteCatalystのv15で追加された新機能です。SiteCatalystの場合、「VISTAルール」を使うことで、送信されたデータを処理・加工してから計測することができました。これはプログラミング言語なので、いろいろ複雑な処理ができる反面、Adobeに依頼する必要があるので、コストと時間がかかるというデメリットがあります。

v15の処理ルール(Processing Rules)は、このVISTAの手前で動作する簡易サーバー側処理です。Google Analyticsでいう「フィルタ」と同じようなものですね。

できること

  • 製品ページでeventをセットする
  • URLのパラメータを変数にセットする
  • カテゴリとページ名を結合してpropにセットする
  • eVarの内容を別のpropにコピーする
  • 実装ミスで発生しているスペルミスを正しく置換する

できないこと

  • 計測しないように除外することはできない
  • リファラーとUser Agentは書き換えられない
  • Product変数、モバイル関連の変数、SAINT分類項目は読むことも書くこともできない

ルールの設定方法

管理者権限でログインし、管理コンソール>レポートスイート設定、を開くと、「設定を編集」のメニューに「処理ルール」のリンクがあります。

ただし、処理ルールは間違えるとデータを正しく計測できなくなるため、理解度テストに回答して80%以上の正答率を達成し、この機能をONにしてもらう必要があります。詳細はClientCareまで。

次に、「ルールの追加」をクリックします。

編集のためのフォームが表示されます。

ルールセット毎に、以下を指定します。

  • 適用する条件(Condition)
  • 対象の変数
  • 処理内容

メモも書けるのが便利です。

指定できる適用条件

対象変数 条件の種類
  • URL
    • ドメイン
    • パス
    • URLパラメータ
  • ページ名
  • サイトセクション
  • サーバー
  • RSID
  • AppMeasurementバージョン
  • IPアドレス
  • User Agent
  • リファラー
    • リファラーのURLパラメータ
    • 参照ドメイン
  • Campaign
  • Purchase ID
  • Transaction ID
  • State
  • Zip
  • 各種eVarとpropとevent
  • コンテキスト変数
  • 次に等しい
  • 次を含む
  • 次を含まない
  • 前方一致
  • 次で始まらない
  • 次で終わる
  • 次で終わらない
  • 空ではない
  • 空である

条件もANDまたはORで複数指定できます。

指定できる処理

処理
  • 値の上書き
  • 値の削除
  • eventのセット

処理ルールセットの例

下記は、Google検索からのリファラーにキーワードが含まれていなかった場合に、カスタムイベント1をセットし、さらにeVar1に「Google SSL」とセットするルールセットの例です。

この管理画面はv15でログインしないと利用できませんが、v14のレポートスイートに対しても設定・適用できます。

こんな高度な処理を、一つのレポートスイートにつき50個まで自分で設定できるようになったのです。素晴らしい!

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