Adobe AnalyticsがTableauと連携可能に
Post date: Jan 27, 2014 8:22:40 AM
要望が多かったAdobe AnalyticsとTableau(タブロー)の連携。
その第一弾が、2014年1月17日にようやくリリースされました!
まず、Data WarehouseからTableau形式のファイルを直接配信できるようになりました。
Data Warehouseで作成するリクエストがそのままTableauのデータになるイメージです。
Data Warehouseから配信されたZIPファイルを解凍すると、.tdeファイルが抽出されます。
これを開くと、データソースが設定された状態でTableauが起動するので、すぐに分析できます。
カンタン!
CSVをインポートしてカラム定義をする必要がなくなる
カンタンではなかった時代の手順を参考までに紹介します。
以前は、Adobe AnalyticsのデータをTableauで分析するために、データをCSVやExcel形式でエクスポートしてTableauにインポートする必要がありました。
古い方法:Adobe Analyticsで元データを作る
データの種類や粒度によって、いろいろな方法がありますが、最終的にはCSVやExcelドキュメントとして保存する必要がありました。
レポート画面で「ダウンロード」や「データ抽出」を使ってCSVファイルをダウンロード/メール配信/FTP転送する
Report Builderを使ってエクセルのセルに直接データを反映させる
Data Warehouseでリクエストを作成してCSVファイルをメール配信/FTP転送する
古い方法:Tableauへデータをインポートする
1. データソースを作成する
CSVやExcelドキュメントなどのデータに接続し、各種オプションを設定します。
2. フィールド定義を修正
インポートが完了しても、そのままでは名前が認識されなかったり、文字化けしたり、数字が文字列として認識され、数字に見えるディメンションがメジャー(数値)として認識されたりするので、各フィールドの定義を確認し、必要に応じて修正する必要がありました。
例えば、上の例では、「GeoSegmentation Cities」という項目名が文字化けし、「Unique Visitors」などの指標名(イベント名)が「F2」などに変換されています。
そこで、データソースを右クリックした「データの表示」や、フィールドを右クリックした「フィールドの説明」で内容を確認するなどし、
フィールドの名前や型を変更する必要がありました。
今後はカンタン!
今回のアップデートにより、Data Warehouseから直接.tdeファイルを直接生成できるようになったので、もう面倒な初期設定は不要です。
※名前の頭が一部文字化けすることがあるようですが、判別できる軽度の文字化けなので、サクッと変更できます。