Idea Exchangeの注目エントリーを翻訳(2013年2月)
Post date: Feb 05, 2013 4:53:35 PM
Idea ExchangeはAdobeのデジタルマーケティング製品に関する要望を投稿・投票できるサイトです。
仕様や方向性を決めるプロダクトマネージャーが真剣にウォッチしていて本当に採用されることがあるので、役立つ重要なサイトです。日本ではあまり知られていなく、コンテンツが英語なためか、日本からのアクセスや投稿・投票があまり集まっていません。
もったいないので、日本で重要と思われる注目エントリーをピックアップしました。ぜひ投票を!
投票方法:以下のリンクをクリック→ログイン→(ニックネーム登録)→三角のPROMOTEボタンクリック
セグメント関連
SiteCatalystにセグメント管理UIがほしい:セグメントのドロップダウンメニューには自分で作成したセグメントやDataWarehouse/Discover で作成したセグメントが混在するので、整理するにはDWやDiscoverに切り替える必要があります。SiteCatalyst内の管理機能を強化し、グループ別に表示/非表示を切り替えたり、フォルダで整理できるようにして欲しい、というリクエストです。
複数のセグメントを同時適用したい:セグメントを活用していると、似たような条件を組み合わせたバリエーションが増えがちです。よく使うセグメントだけを部品として作成し、複数をANDやORで適用できれば、管理するセグメントが少なくて済みます。
デフォルトのセグメントを削除可能に:最初から定義されているセグメントで使わないものを削除できると、ドロップダウンメニューがすっきりします。
デフォルトのセグメントを編集可能に:上のに似ていますが、こちらは削除ではなく「編集」です。
セグメントを別のレポートスイートへコピーしたい:便利でよく使うセグメントは、他のRSでも使いたいですよね。
レポート関連
もっと細かいフィルタ指定を可能に:ラインアイテムを絞り込むフィルタを「アドバンス」に切り替えると、「次を含む」「次を含まない」の条件をANDかORで組み合わせられますが、正規表現や「次で始まる」など、もっと柔軟な条件を指定できるようにしてほしい、ラインアイテムだけでなく「訪問が100以上」など指標やイベントの条件指定もできると良い、と。意外と投票が少ないです。
ソートは降順と昇順の両方を可能に:指標やイベントの項目名をクリックした並び替えは降順のみサポートされています。もう一度クリックすると昇順に切り替わるようにしてほしい、と。
カスタム変数やイベントの定義を表示するインラインヘルプ:デフォルトで使える指標の場合は項目名の横に「?」アイコンが表示されますが、カスタム変数やカスタムイベントの場合も「?」を表示し、設定内容が表示されるようにしてほしい、と。SDRを確認したり、RSコンソールで設定を確認する(Adminのみ)のが面倒なので、これは便利です。
カレンダーの範囲指定はドラッグだけでなくクリックも可能に:カレンダーでの範囲指定は日付をドラッグする必要がありますが、期間が長いとドラッグが大変です。GAではドラッグではなくクリックを採用しているので、両方使っているとつい間違えたりします。クリックしてしまった場合はフォーカスを終了日に移動すれば、ドラッグとクリックの両方に対応できてユーザビリティが改善する、というアイデアです。
v15のSAINTインポートをもっと速くして:14のSAINTは最近だいぶ速くなりましたが、15はまだ遅いので、改善して、と。
ダッシュボード
ダッシュボード上の%を非表示可能に:指標の合計値に対する割合を示す%が実数の右側に表示されますが、レポートによっては意味が無いことがあり、ダッシュボード上の貴重なスペースが無駄になります。
合計値をダッシュボードでトレンド表示可能に:イベントや指標の合計値の日別トレンドを昨日、1週間前、などの値と一緒にダッシュボードでグラフ表示したい、と。
管理関連
レポートスイートマネージャーに変数別のメモ記入:これがあるとSDRをエクセルで管理する必要がなくなるかも。
管理コンソールでレポートスイートをコピーする時に設定を全部引き継いで:管理コンソールでRSを作成/複製すると、日本語系の設定がONにならないので、日本語を扱うRSの場合はAdobeに作成を依頼する必要があります。自分で作成できると依頼の手間を省けるだけでなく、すぐに作成できるようになるので便利です。
AdobeのIPアドレスが変わったら通知メールを:社内ネットワークのポリシーが厳しいためにAdobe関連のIPを許可申請する必要がある場合、サーバー増強や事務所移転などでAdobeサーバーのIPアドレスが変わったり追加された時はいち早く知りたいものです。
ユニーク数が上限に近づいたら通知メールを:同一変数内のユニーク値が50万(2013年2月現在。個別に増減しているケースあり)を超えた場合、(低トラフィック)というアイテムにまとめて計測されます(ただしアクセスが多いと個別アイテムとして計測が復活する)。ユニーク値が増えすぎると分析が大変になるので、あまり増えないように実装を工夫したいところですが、いつどの変数が上限を超えたのかを知る手段がありません。
実装関連
UAはデフォルトで計測を:通常は分類済みの「ブラウザ」「ブラウザタイプ」などのみが計測されます。生のUA情報をPropに入れるとデバグや新デバイス/新ブラウザの検知に便利ですが、デフォルトで計測&レポートしてくれると実装の手間やPropを節約できます。
ブラウザタイプとブラウザの相関をデフォルトで可能に:計測開始前に明示的にコリレーションを設定しておかないとクロス集計できません。
無効化してある変数で値が計測されたら通知メールを:値が計測されるはずが無い変数にデータが飛んできた場合は、実装ミスが考えられます。早期発見のためにアラートが欲しい、と。
ReportBuilder
ReportBuilderのセグメントをセルから取得可能に:適用セグメントを変えただけの似たようなレポートを大量生成する場合に。スケジュール配信なら配信リストでRSを切り替えられますが、RSIDや日付のようにセルで指定できると便利です。