検索エンジンに日本の10サイトが追加
Post date: Oct 13, 2013 2:28:50 AM
2013年8月にAdobe Analytics (SiteCatalyst) が認識できる日本の検索エンジンが10サイト追加されました。
ドメインDBのメンテが重要な理由
Web解析ツールは、どのサイト経由でアクセスされたのかを表す「リファラ」の情報を使って、検索エンジンやソーシャルからのアクセスを判別します。この判別に使われるドメイン一覧は最新状態に保っておかないと、新しいサイトが認識されません。
データを計測した時点で分類されるので、新しいサイトを後で追加しても過去のデータは直りません。
また、GoogleやYahooに出稿すると、GoogleやYahooの検索エンジンを導入している他のサイトにも広告が表示されます。それらのサイトも認識できるようにしておかないと、有料検索エンジンからのトラフィックの認識率が下がってしまいます。
なお、最近はGoogleの検索キーワードがほぼ取得できなくなりましたが、取得できなくなったのはキーワードだけで、「検索エンジンからの流入である」という判別はまだ可能です。ドメイン一覧を最新に保っておけば、「リファラタイプ」や「検索エンジン」のレポートはまだまだ役に立つんですね。
(参考)GAの対応状況
GAの場合は2012年2月に楽天、goo、BIGLOBEが追加されたのみで、日本の検索エンジンの認識率は低いまま(新しいUniversal Analyticsも同様)なので、タグをカスタマイズする必要があります。
参考:Googleアナリティクスに検索エンジンを追加する(Cinci - 真摯)
Adobe Analytics (SiteCatalyst) に追加された検索エンジン
追加されたのは以下の10サイトです。
Rakuten(楽天ウェブ検索)
スマートフォンからのアクセス。au製Androidを買うとデフォルトでホームページに設定されているのでしょうか?
Sleipnir(Sleipnir Start)
富士通のネットサービス。富士通のパソコンを買うと、多分デフォルトのホームページになっているのでしょう。「My Cloud」というトレンディな名前に変わっていますが、旧称のFMWORLDの方が分かりやすいですね。意外と多いです。
My VAIO
日本製Webブラウザのスタートページ。Google Chromeが登場する前はPC用の軽量ブラウザとして人気でした。最近はスマートフォン(iOS, Android)版もあります。
So-net
項目としては以前からあったのですが、検索エンジンを入れ替えたためか、正しく認識されていない状態だったのが修正されて復活しました。
実際のレポート
レポートを見ると、8/16から増えていることが分かります。
追加されたドメイン情報まとめ
追加された検索エンジンの名前、ドメイン、キーワードのパラメータ名、表示されるリスティング広告(おまけ)などを表にまとめておきます。