Dynamic Tag Managementレビュー3:承認と配信
Post date: Oct 20, 2013 4:12:26 AM
上の例では、3つのアイテムが承認待ちになっています。
「Approval」のタブをクリックすると、詳細が左横のタブに分かれて表示されます。
変更された部分に色がついて左右に並べられるので、何がどう変わったのか差分の確認がしやすいです。
申し送り事項(Note)も見てから承認しましょう。
ユーザー権限を細かく管理できる
Dynamic Tag Managementでは、ユーザーの権限を細かく設定することができます。
4種類の権限が準備されています。
配信方法を3種類から選ぶ
初回だけ「Embed」タブをクリックし、JavaScriptファイルを配信(ホスト)する方法を選択します。
Akamai:アカマイのCDNにDTMから各種ファイルをプッシュ配信します。ユーザーには世界に分散されたサーバーのうち近いサーバーから配信されるので、ページロード時間が短縮されます。通常はこれを選ぶと良いでしょう。
Amazon S3:アマゾンのクラウドサービス。AdobeがDTMを買収する前の「Satellite」時代に使われていたレガシーな選択肢。日本からだとロードパフォーマンスが落ちるので2014年1月に非推奨になりました。今後に新規作成するWebプロパティでは、この選択肢はもう選べません。
FTP:自社または社外のFTPサーバーへDTMから各種ファイルを配信。他のコンテンツと同じ場所にjsファイルを置きたい場合に。
ダウンロード:必要な各種をダウンロードするだけ(その後、自分でどこかにアップロードする必要がある)
SLAや社内ポリシー、他の業務フローとの整合性などを考慮すると良いでしょう。
DTM用のタグを入れる
上で選んだ配信方法のページの下の方に、Dynamic Tag Management用のタグがあるのでコピーして各ページに入れます。これは初回だけの作業です。
<head>の中と、</body>の直前の2箇所にscriptタグを1行ずつ入れるだけです。
左側がステージング(つまり開発環境)、右側が本番用のタグです。
いよいよパブリッシュ
承認とタグ入れが終わったら、Web PropertyのOverview画面の右側にある「Publish Property」ボタンをクリックして、ルールを本番に反映させます。
これで、配信が完了です。
今回はいきなり本番にパブリッシュしましたが、まずテスト環境にパブリッシュしてテストし、問題なければ本番にパブリッシュ、という段階的なワークフローがおすすめです。
長くなったので、改めてまとめ記事を書く予定です。
(続く)