Idea Exchangeの注目エントリーを翻訳(2010年3月)
Post date: Mar 20, 2010 8:0:42 AM
2010-02-22にローンチしたOmnitureの投票サイト「Idea Exchange」。3/15にはようやく日本語のプレスリリースが出ました。
このサイト、発端は昨年のOmniture Summit 2009だと思われます。最後にBret Error氏が会場から要望を受け付け、PowerPoint上で今後の改善点を優先順位付けしていくという恒例のセッションで「機能改善の要望を投稿したり進捗を確認できるサイトがあるといい」という発言がありました。会場から多くの賛同の挙手があり、私ももちろん挙手しました。これに限らず、寄せられた要望の多くを実際に実装してみせるのがOmnitureのカルチャーのようです。
要望は伝えれば実現する。ということは、ユーザーとしては伝えないと損といえます。日本語で間接的に主張するよりも、顧客の声をUSに直接伝えた方が透明性があります。会社の知名度によってはインパクトもあります。さらに、その要望を公開し、他のグローバルのユーザーから多くの賛同を得られれば、実現の可能性がぐっと上がります。
そんなサイトがIdeas Exchangeです。普段使っているSiteCatalystのアカウントでログインできます。
初めてのログイン時はニックネームを
最初にニックネームを聞かれます。発言した時のアイデンティティとして表示されます。アバター(自分の写真)とニックネームはtwitterなどいつものソーシャルなもので統一しておくと良いかも。
1.まずは投票を
最も簡単なのが、すでに登録されているアイデアに投票することです。右上の上矢印アイコンをクリックするだけ。リアルタイムで数字が加算されます。
自分がすでに投票した状態の場合は、グレーの数字が白く表示されます。
どれに投票すべき?
リクエストは、無し→Under Review(確認中)→Reviewed(確認済み)→In Progress(対応中)→Implemented(実装済み)というステータスで進行します。多くの投票を得ていて、すでにステータスが進行しているリクエストは投票しなくても実現する可能性が高いので、埋もれていて投票が少ないものに投票するのが良いと思います。
2.ニーズや課題を知る
いろいろ眺めていると、世界のユーザーはどのような課題を抱えているかが分かります。中には「それはこうすれば回避できるよ」というようなコメントがつくこともあり、意外と参考になります。
3.リクエストを登録する
検索しても見つからない未登録のアイデアがあれば、投票すべきです。ただし、タイトルや説明文を工夫し、図も入れて分かりやすく書かないと、投票されずに埋もれてしまいます。自信ない方はmak00sまで。代理投稿します。
オススメのリクエストをピックアップしました
英語で探して選ぶのが面倒、という方のために、いくつかピックアップしました(2010-03-20時点)。賛同の場合はぜひ投票を!
<パフォーマンス関連>
これはほしい!いつ遅延しているのか分からずに数値を信じてしまうと危険ですよね。USのCABでも話題に上がり、賛同多数でした。
<機能関連>
これはUSのCABでも要望が多かったです。ルールを定義しておき、勝手に分類してくれると楽ですね。
ほぼ自動に近いことができそうです。これはイイ!
GAのように、変化を察知して自動でアラートメールを送付。いいですね。
日本の端末が含まれないので中途半端な「モバイル」レポートですが、iPhoneのような海外製スマートフォンのページビューやコンバージョンを調べるのには役立ちます。ところが、そのレポートは画面上でしかアクセスできません。Excelクライアントやデータ抽出で取り出せるようにしてほしい、とリクエストしたんですが、賛同少なかったです。4/11追記:StatusがUnder Reviewに変わりました。
DataWarehouseやDiscover不要でGAのようにセグメンテーション可能にして、と。賛同多数なので投票するまでも無いかも。
Visitを最初からサポートして、と。
いつもpropにURLを入れています。4/11追記:imgリクエストのURLが長くならないようにs.propXX="D=g";とするのがオススメです。
これはSEOを考えるとMUSTでしょう。
現状はExcelクライアントで組み合わせないとできないですね。
リファラだと細かすぎるんです。
GAで話題になったAsynchronous Trackingをサポートして、と登録してみました。画像が多いページで計測が漏れるので。なぜか賛同ゼロです...。
<User Interface関連>
指標ではソートできても一番左の変数の値(例えばページレポートにおけるページ名)ではソートできません。
レポートのロードと描画が終わらないと右上の日付変更ができないので、時間かかるんです。
表(テーブル)の項目セルが長い場合に「Produc...」と省略するのではなく、改行してもっと長く表示して、という地味なリクエストです。
前回のリクエストの条件を少し変更するだけでも、現状は最初から登録し直す必要があり、効率が悪いです。
検索で絞り込んでいると間違えやすいです。
ワイルドカード(*)などが使えると便利です
これは確かに。あの画面だけ「カスタム 3」などと表示されてしまいます。
グラフと同じように、表も簡単にコピーしたいですね。Excel形式でダウンロードすることなく。
コリレーション設定した変数で、クロス後のデータを、と。確かに。
いつも何度もクリックしたり行き過ぎたりしました。コメントで回避策が。
「移動先のページ」に99999など大きすぎるページ数を入力すると、最後のページへ移動できるそうです。知らなかった...。
SiteCatalystとTest&Targetに同じIDでログイン
確かに。カンパニーすら互換性ないですから。
<管理機能>
ユーザーサポートで役に立ちますね。ブックマークやダッシュボードを直してあげるなど。
event80やeVar50を有効化するために、「行を追加」を何十回もクリック&スクロールすることがあります。面倒なのでAMにお願いすることもありますが、全行表示、とか指定行数だけ追加、というボタンがあると便利です。そこでブックマークレットを作ったのですが、最初から実装して、とリクエストしました。これはCABでお会いしたUX担当の方にも直接リクエスト済みです。