SiteCatalystは1st-Party Cookieで導入すべき3つの理由

Post date: Oct 09, 2011 9:35:18 PM

標準的な導入方法の場合、SiteCatalystは2o7.netまたはomtrdc.netのドメインで発行するCookieにビジター固有のIDを保存します。計測対象サイトとは異なるドメインと送受信されるため、「第三者のもの」という意味でサードパーティーCookieと呼ばれます。

3rd-party Cookieは便利なので、手軽に使われてきました。

一方、訪問していないサイトへ知らないうちに行動データが送信されるのが最近はプライバシーの観点で問題視されるようになってきました。

ブラウザの設定を変更すると、この3rd-party Cookieを無効にすることができますが、AppleのSafariは最初から3rd-party Cookieが無効になっています。FirefoxやIEも、メジャーアップグレードで3rd-party Cookieを無効にするのがデフォルト設定になる可能性があります。ウイルス対策ソフトによっても、3rd-party Cookieを無効化したり定期的に削除する場合があります。

という背景で、3rd-party Cookieの拒否率は日々上昇しています。

その割合やスピードは業界やサイトによって異なるため、

必要があります。 そのための具体的な方法を紹介します。

Cookie拒否率の調べ方

参考First Party vs. Third Party Cookies and Their Importance in Web Analytics【Starting a Dot Com】

日本ではおそらく、3rd-Party Cookieの拒否率が6~12%程度、1st-Party Cookieだと1%以下、でしょう。

Cookieが使えないと何が起こるのか?

SiteCatalyst v14まで

Cookieが使えない(拒否されてデータが戻ってこない)場合、基本的にはトラフィック変数のみをカウントするため、

SiteCaralyst v15以降

IPとUAの組み合わせで、訪問もつなげてカウントするようになりました。ので、

結論:SiteCatalystはファーストパーティCookieで導入すべき

以下の3つの理由で、SiteCatalyst(に限らずアクセス解析ツール)は自社ドメインのファーストパーティCookieで導入すべきです。

ファーストパーティCookieへの移行にあたっての留意点

すでにサードパーティCookieで計測中の場合は、移行にあたって下記の点に注意する必要があります。

1st-Party Cookieへの移行には何か月もかかるため、把握だけでもお早めに!